2026/10/17

    Claude入門

    Claudeの始め方|ダウンロードから初期設定まで初心者向けに全手順を解説【2026年版】

    はじめに

    この巻のゴールは、Claudeを自分のパソコンに入れて、最初の仕事を1つ頼めるところまで進むことです。かかる時間は30〜45分ほどです。

    AIの解説記事は「それが何か」の説明で終わりがちです。この記事では「どこを押すか」まで書きます。上から順に、画面を見ながらマネしてください。

    この巻でできるようになること

    • 自分に合ったプランを選んで、アカウントを作れる

    • パソコンとスマホにClaudeのアプリを入れられる

    • 最初にやっておくべき設定を済ませられる

    • 使い始める前に、気をつけるべきポイントが分かる


    準備するもの

    • パソコン(Mac は macOS 13 以降、Windows は Windows 10 以降)

    • メールアドレス、または Google アカウント

    • クレジットカード(有料プランにする場合だけ)

    • スマホ(なくても進められます)

    • 30〜45分の時間

    このシリーズは、2026年10月時点の画面と料金で書いています。Claudeは更新が多いので、画面や名前が変わったら記事も更新します。

    そもそもClaudeとは

    Claude(クロード)は、Anthropic(アンソロピック)という会社が作ったAIです。いちばん大事なのは、Claudeには「相談相手」と「仕事を任せるスタッフ」の2つの顔があることです。

    • 相談相手:質問に答える、文章を直す、アイデアを出す。いわゆるチャットです

    • 仕事を任せるスタッフ:資料やスライドを作る、ネットで調べてまとめる、GmailやNotionなどのツールとつないで作業する


    以前はこの2つが別々の画面に分かれていました。2026年9月からは1つのClaudeにまとまり、同じ画面で質問も仕事の依頼もできるようになっています(Pro・Maxプランから順に提供中)。

    SNS運用でいうと、たとえば次のような仕事を任せられます。

    SNS運用の仕事

    Claudeに頼めること

    詳しく学ぶ巻

    リサーチ

    競合アカウントや伸びている投稿の傾向を調べてまとめる

    第4巻

    企画・台本

    伸びている投稿の構成を参考に、自分の台本を作る

    第5巻

    分析

    インサイトのデータを読んで、改善点を出す

    第6巻

    動画編集

    台本から編集までの流れを自動化する

    第8巻

    まずはこの巻で、その土台を整えます。

    先に覚える用語

    横文字が多いので、よく出てくる言葉だけ先に押さえておきます。この8つが分かれば、最後まで読み進められます。

    用語

    意味

    アカウント

    Claudeを使うための自分専用の登録。メールアドレスで作ります

    プラン

    料金のコース。無料のFreeと、有料のPro・Maxがあります

    アプリ(デスクトップアプリ)

    パソコンに入れて使うClaude。この巻ではこれを入れます

    ブラウザ版

    ChromeやSafariで claude.ai を開いて使うClaude。アプリと同じアカウントで使えます

    ダウンロード / インストール

    ネットからファイルを保存すること / それを使える状態にすること

    プロンプト

    Claudeへの頼みごとの文章。入力欄に打つ文のことです

    使用量

    一定時間に使える量の上限。使いすぎると、しばらく待つ必要があります

    コネクタ

    GmailやNotionなど、いつものツールとClaudeをつなぐ仕組み(第3巻で解説)

    全体の流れ

    やることは5つです。順番どおりに進めれば、迷わず終わります。

    1. アカウントを作る(5分)

    2. プランを選ぶ(5分)

    3. アプリを入れる(10分)

    4. 最初の設定をする(10分)

    5. 最初の1回を頼む(5〜10分)

    STEP2のプラン選びは、迷ったら無料のまま進めて大丈夫です。有料にするのは後からでもできます。

    STEP1 アカウントを作る

    まずはClaudeのアカウントを作ります。パソコンのブラウザで進めるのがいちばん簡単です。すでにアカウントがある人は、STEP2へ進んでください。

    1. ブラウザで claude.ai を開く

    2. 登録の方法を選ぶ

    3. Googleで続ける:Googleアカウントを選ぶだけ。いちばん簡単です

    4. メールアドレス:入力すると確認メールが届くので、メール内のリンクを押すかコードを入力します

    5. 名前の入力や、利用規約への同意の画面が出たら、内容を読んで進める

    6. 「Claudeの改善にデータを使ってよいか」を選ぶ画面が出たら、いったん自分で選んで進める(後から変更できます。STEP4で詳しく説明します)

    7. チャットの入力欄が出てきたら完了です

    確認ポイント:画面の真ん中に入力欄があり、「今日はどのようなご用件でしょうか?」のような表示が出ていればOKです。

    うまくいかないとき

    • 確認メールが届かない → 迷惑メールフォルダを確認する。数分待ってから「再送信」を押す

    • 電話番号の確認を求められた → 画面の案内どおり、SMSで届く番号を入力する

    • 仕事用と個人用、どちらのメールで作るか迷う → クライアントワークに使うなら、仕事用のアドレスがおすすめです。後から整理しやすくなります


    STEP2 プランを選ぶ

    結論:最初の1週間は無料のFreeで触ってみて、物足りなくなったらProに上げるのがおすすめです。このシリーズの第4巻以降(リサーチ・Claude Codeなど)は、Pro以上を前提にしています。

    プラン

    料金(税別)

    主にできること

    向いている人

    Free

    0円

    チャット、ウェブ検索、ファイル作成、メモリ、コネクタ、ドキュメントやスライド作成。プロジェクトは5つまで

    まず触ってみたい人

    Pro

    月払い 20ドル / 年払い 200ドル(月あたり約17ドル)

    Freeの全部 + 使用量が増える、Claude Code、リサーチ機能、Chrome拡張、タスクの予約実行、上位モデル(Opus)

    SNS運用の仕事で毎日使う人

    Max

    月100ドルから

    Proの全部 + 使用量がProの5倍または20倍、混雑時の優先利用

    一日中Claudeで仕事をする人

    料金は2026年10月17日時点の公式の料金ページの表示です。申し込む前に、必ず最新の金額を確認してください。

    Proに上げるタイミングの目安

    • 「使用量の上限に達しました」が週に何度も出る

    • Claude Code や リサーチ機能を使いたくなった

    • 毎週のレポート作成などを、決まった時間に自動でやらせたい

    申し込むときの注意

    • 申し込みはパソコンのブラウザ(claude.ai)からがおすすめです。 スマホアプリ経由で申し込むと、解約や返金の窓口が Apple や Google になります

    • 最初は月払いにする。 支払いは原則として返金されないため、合うと分かってから年払いに切り替えるほうが安全です

    • 解約は「設定」→「請求」から。 次の更新日の24時間前までに手続きすると、次の請求は発生しません。解約しても、チャットやファイルは消えません

    STEP3 アプリを入れる

    ブラウザ版でも使えますが、仕事で使うならパソコンのアプリを入れておきましょう。パソコンの中のファイルを扱えたり、Claude Code を使えたりと、アプリでしかできないことがあるからです。アプリ自体は無料プランでも使えます。

    ダウンロードは、必ず公式ページ claude.com/download から行ってください。検索結果には、公式に似せた広告や偽サイトが出ることがあります。

    Macの場合

    1. ダウンロードページで「macOS」の「Download」を押す

    2. ダウンロードした「Claude.dmg」をダブルクリックして開く

    3. 出てきた画面で、Claudeのアイコンを「Applications(アプリケーション)」フォルダにドラッグする

    4. アプリケーションフォルダからClaudeを開く

    5. 「インターネットからダウンロードされたアプリです。開いてもよろしいですか?」と出たら「開く」を押す

    6. STEP1のアカウントでログインする(ブラウザが開いたら、許可してアプリに戻ります)

    Windowsの場合

    1. ダウンロードページで「Windows」の「Download」を押す

    2. ダウンロードしたセットアップファイルをダブルクリックする

    3. 自動でインストールが進み、終わるとClaudeが開く

    4. STEP1のアカウントでログインする

    Windowsには「Windows」と「Windows (arm 64)」の2種類があります。普通のパソコンなら「Windows」で大丈夫です。迷ったら「設定」→「システム」→「バージョン情報」の「システムの種類」を見てください。「ARMベース」と書いてあれば arm 64 版を選びます。Microsoft Store からも入れられます。

    スマホの場合(任意)

    スマホのブラウザで claude.ai/mobile を開くか、App Store / Google Play で「Claude」と検索します。提供元が Anthropic であることを確認して入れてください。同じアカウントでログインすれば、チャットや設定はパソコンと同期されます。

    確認ポイント:アプリを開いて、ブラウザ版と同じ画面が出ていればOKです。

    うまくいかないとき

    • Macで開けない → macOS 13(Ventura)より古い可能性があります。左上のアップルマーク →「このMacについて」でバージョンを確認する

    • ログインしても画面が変わらない → アプリを一度終了して、開き直す

    • インストールの途中で警告が出た → 発行元が Anthropic になっているか確認してから進める。違う名前なら中止して、公式ページから入れ直す

    STEP4 最初にやる設定

    使い始める前に、4つの設定だけ済ませます。ここをやっておくと、毎回自己紹介をしなくても自分に合った答えが返ってくるようになります。

    設定は、画面の左下にある自分の名前を押して「設定」を開きます。上に「一般」「アカウント」「プライバシー」「請求」「使用量」「機能」「メモリ」などのタブが並んでいます。

    1. アカウント:自分のことを伝える

    「アカウント」タブの「プロフィール」で、次の3つを入れます。

    • Claudeには何とお呼びしてほしいですか?:呼んでほしい名前

    • 担当職種に最も近いのはどれですか?:近いものを選ぶ(迷ったら「その他」で大丈夫です)

    • Claudeへの指示:自分の仕事や、答え方の好みを書く

    「Claudeへの指示」は、すべてのチャットで読まれる「自分の取扱説明書」です。最初は次の例をコピーして、カッコの中を書き換えるだけで十分です。

    私は(例:Instagramを中心にSNS運用の仕事をしているフリーランス)です。
    主な仕事は(例:飲食店アカウントの投稿企画と台本づくり)です。
    
    答え方のルール:
    - 結論から先に、短い文で答える
    - 専門用語には短い説明をつける
    - 分からないことは推測せず、質問してから進める
    - 数字や事実には、確認できる出典をつける

    2. プライバシー:データの扱いを決める

    「プライバシー」タブにある「Help improve our AI models」は、自分のチャットをAIの改善(学習)に使ってよいかの設定です。

    • オン:チャットが学習に使われることがあり、データは最長5年保存されます

    • オフ:新しいチャットは学習に使われず、保存期間も短くなります(原則30日)

    クライアントの情報を扱うなら、オフにしておくのがおすすめです。また、新しいチャットを始めるときに切り替えられる「シークレットチャット」で話した内容は、この設定に関係なく学習に使われません。

    3. 機能:ファイル作成をオンにする

    「機能」タブの「コードの実行とファイルの作成」にある「クラウドでのコード実行とファイル作成」をオンにします。これがオフだと、資料やスライドのファイルを作る機能や、スキル(第9巻で解説)が使えません。

    4. メモリ:前の会話を覚えてもらう

    「メモリ」タブで、次の2つをオンにします。

    • チャットの検索と参照:過去のチャットから関連する情報を探せるようになる

    • チャットからメモリを生成:会話の内容から、Claudeがあなたのことを覚えるようになる

    これで「前に話した、あのアカウントの件」のような頼み方が通じるようになります。覚えてほしくない話は、シークレットチャットで話しましょう。

    確認ポイント:新しいチャットで「私のことを知っている範囲で教えて」と送り、プロフィールに書いた内容が返ってくればOKです。

    STEP5 最初の1回を頼む

    設定が終わったら、実際に仕事を1つ頼んでみます。おすすめは、自分のInstagramのプロフィール文の見直しです。短くて、結果の良し悪しがすぐ分かるからです。

    新しいチャットを開いて、次の文をコピーして貼り、カッコの中を書き換えて送ります。

    私のInstagramアカウントのプロフィール文を見直してほしいです。
    
    【今のプロフィール文】
    (ここに今のプロフィール文を貼る)
    
    【アカウントの情報】
    - 発信しているテーマ:(例:大阪のカフェ巡り)
    - 届けたい人:(例:週末に新しいお店を探している20〜30代の女性)
    - フォローした人に得してほしいこと:(例:行く店選びで失敗しない)
    
    【お願い】
    - 改善案を3つ出してください
    - それぞれ、どんな人に刺さるかを1行で添えてください
    - 150文字以内にしてください
    確認ポイント:改善案が3つ返ってくればOKです。


    ここで大事なのは、1回で完璧を求めないことです。返ってきた案に対して「2案目をもっと親しみやすく」「絵文字なしで」のように言い返すと、どんどん良くなります。Claudeは、やり取りしながら一緒に仕上げる相手だと考えてください。

    気をつけるべきポイント

    Claudeは便利ですが、知らずに使うと困ることもあります。仕事で使う前に、次の7つだけは押さえておいてください。

    1. 使える量には上限がある

    どのプランにも使用量の上限があり、5時間ごとにリセットされます。有料プランには、さらに1週間ごとの上限もあります。パソコン・スマホ・Claude Code の利用は、すべて同じ枠から減ります。


    長い会話、大きなファイル、高性能なモデル、リサーチ機能ほど、多く減ります。残りは「設定」→「使用量」でいつでも確認できます。節約のコツは2つです。

    • 話題が変わったら、新しいチャットを始める

    • 聞きたいことは、1回のメッセージにまとめて送る

    2. クライアントや個人の情報は、入れる前に考える

    STEP4の学習設定をオフにしていても、送った内容は一定期間保存されます。顧客の氏名・電話番号・住所などは、入れないか「Aさん」のように伏せてから送りましょう。クライアントと秘密保持の約束がある場合は、その内容も確認してください。

    3. 許可を求める画面は、読み飛ばさない

    GmailやGoogleドライブなどとつなぐときは、「どこまで見せてよいか」を確認する画面が出ます。何を許可するのかを読んでから進めましょう。必要なものだけをつなぐのが基本です(第3巻で詳しく解説します)。

    4. 送信・投稿・削除は、最初は必ず確認させる

    Claudeは初期設定のまま使うと、何かを実行する前に確認してくれます。慣れるまではこの設定を変えず、メールの送信や投稿、ファイルの削除は自分の目で確かめてから許可してください。

    5. 答えが間違っていることもある

    AIは、もっともらしい間違いを言うことがあります。特に、数字・固有名詞・最新の情報は要注意です。「出典も付けて」と頼み、大事なところはリンク先を自分で確認する習慣をつけましょう。

    6. 他人の投稿は「型」だけを参考にする

    伸びている投稿の構成(どの順番で、何を見せるか)を参考にするのは、上達のための正しい方法です。ただし、文章や画像をそのまま使うのはNGです。Claudeに頼むときも「構成だけ参考にして、中身は自分の内容で」と伝えましょう。

    7. アプリは必ず公式から入れる

    「Claude」を名乗る偽アプリや偽サイトに注意してください。ダウンロードは claude.com/download、ログインは claude.ai からが安全です。アカウントを他の人と共有するのも避けましょう。

    つまずきチェックリスト

    困ったときは、まずこの表を見てください。それでも解決しないときは、表示されたエラーの文章をそのままClaudeに貼って「どうしたらいい?」と聞くのがいちばん早いです。画面のスクリーンショットを送っても大丈夫です。

    困っていること

    よくある原因

    対処

    確認メールが届かない

    迷惑メールフォルダに入っている

    迷惑メールを確認し、数分後に再送信する

    Claude Code やリサーチ機能が使えない

    無料プランのまま

    STEP2を見て、Proにするか検討する

    アプリがMacで開けない

    macOSが13より古い

    「このMacについて」でバージョンを確認する

    ファイルやスライドを作ってくれない

    ファイル作成の設定がオフ

    STEP4の「機能」をオンにする

    前に話したことを覚えていない

    メモリの設定がオフ

    STEP4の「メモリ」をオンにする

    「使用量の上限に達しました」と出る

    5時間ごとの上限に達した

    リセットまで待つ。次からは話題ごとに新しいチャットにする

    答えの内容があやしい

    AIのもっともらしい間違い

    「出典を付けて」と頼み、リンク先を自分で確認する

    次の巻へ

    おつかれさまでした。これで、Claudeを仕事に使う準備は整いました。

    • アカウントを作った

    • プランを選んだ

    • パソコンにアプリを入れた

    • 4つの設定(アカウント・プライバシー・機能・メモリ)を済ませた

    • プロフィール文の見直しを1回頼んだ

    次の第2巻「頼み方の基本」では、Claudeから思いどおりの答えを引き出す頼み方の型を解説します。同じClaudeでも、頼み方ひとつで答えの質は大きく変わります。

    第4巻からの実務編(リサーチ・SNS運用・分析・動画編集・Claude Code)は、公式LINEに登録した方に公開しています。

    参考にした公式情報

    2026年10月17日に確認しました。